お金とカネの違い【日本人の清貧の思想】
みなさんこんにちは!
最近はバタついた日々が続いておりまして、なかなかブログを更新できませんでした。。
ということで、久しぶりの記事になるのですが、今回は日本人が好みがちな"清貧の思想"について書いてみたいと思います!
そもそも"清貧の思想"ってなに?
一言で端的にいうならば、"清く貧しいことは良いことである"ということです。
つまり、汚いことをして富を得るよりも、正しい行いをして貧しくあるべきだ、といったような考え方です。
このような考え方が日本では"自然に浸透していて"、富を多く持っている人は何か汚い事をしているのではないかという考え方や、
NGOやNPO、ボランティア団体は素晴らしい!といった考え方も浸透しているような気がします。
つまり、日本人には"清貧"もしくは"汚富"のどちらかで物事を捉えてしまっている人が多いのではないでしょうか。
清く、豊かに生きることは可能なのか?
結論からいうと、可能です。
というか、清く正しい行いをし続けるからこそ、豊かになることができると思っています。
もし不正行為などを行なって利益を得ていたならば、かならず社会から、市場から退場させられます。
"バレなければ大丈夫だろ"という方もいます。
その通りです。
しかし、必ず社会から追い出される日が来ます。
それが理解できずに目先の利益に目が眩み、犯罪を犯す人だったり、後になって摘発される企業なども多くあります。
だからこそ"清い"ことは、持続的な発展、経済的に豊かであり続けるには"必要不可欠な要素"の1つなんです。
お金とカネに対するイメージの違い
私たち日本人は、"カネ"と聞くとなんとなく汚いイメージを持つのではないでしょうか。
政治とカネの問題であったりと、カネという言葉にはマイナスのイメージを抱きやすい気がします。
一方で、"お金"と聞けば、”カネ”ほどマイナスイメージを抱く人はいないのではないでしょうか?
厳密に言えば指しているものは同じなのですが、"お金"と"カネ"で抱くイメージが大きく異なるかと思います。
実際、貨幣などの通貨が"お金"と呼ばれるようになったのは、比較的最近のことであり、そう称されるようになって90年もまだ経過していません。
もしかすると最初にカネを"お金"と呼んだ人には、そのような日本人の"カネ"に対する悪いイメージの払拭を図ったのかもしれませんね。
このように普段何気なく混合しがちに使っている言葉も、じっくりと考えてみると新しい考え方に出会わせてくれるきっかけにもなるかと思います。
"お金が無い"と嘆く大学生へ。[収支のバランスを理解する]
よく"遊ぶお金が無い"や"留学したいけどお金が無い"と嘆いている学生を見かけます。
いくら嘆いてもお金がどこからか沸いてくるわけでもありません。
そのような愚痴をこぼす前に、自らの収支のバランスを見直し、行動しましょう。
その具体的な方法について、今回の記事で考えていきたいと思います。
あなたのその、"愚痴っている時間"が一番もったいないですよ。
- "お金が無い"と嘆く大学生へ。[収支のバランスを理解する] -
みなさんこんばんは!テッペイです。
今回は、いつもの"お金入門"の記事ではなく、お金がないと嘆いている大学生に向けて、"お金の呪縛からの脱却"のための方法について話していけたらなと思います。
私自身の周りにも、日々お金が無いと愚痴っている学生が多くいます。
そのような学生に向けて、初歩的ではありますが、わかりやすく、かつ具体的な方法を取り上げつつ、お金の管理について何かしらのアドバイスをできたらと思います。
では早速はじめていきましょう!!
ちなみに"お金入門"の記事をまだ読んでないよ、という方はぜひ過去記事も合わせて読んでくださると嬉しいです!↓
- あなたは月にいくら使うことが許されていますか? -
まず、お金がないと嘆く学生に共通する点として、自らの"収支のバランス"が把握できていないことが多くあります。
日々、なんとなくでお金を使い、気づいたときにはもう既に手遅れだったことも多いかもしれません。
まず始めに、自分が月にいくら使うことが許されているのかを把握する必要があります。まずそこが不明なままだと、いつまでも感覚でお金を使い続け、一向にお金に好かれることができない生活を送ることとなってしまいます。
これは当然なのですが、自由に使えるお金を増やすには、
収入を増やすか、支出を抑えるかのどちらかしかありません。
大学生にとって収入を増やす手段といえばアルバイトくらいですね。アルバイトに入る回数を増やすということももちろん効果的に自由に使えるお金を増やセル方法の1つです。
しかし、支出に目を向けなければ効果的にお金が貯まり、増えることもありません。
すなわち、大学生にとって一番効果を実感できて、なおかつ最も効果的にお金を増やしていく第一歩となるのは、
自らの支出に目を向け、”収支のバランス”を理解することに他なりません。
- それは本当に"必要"な支出なのか? -
では、どのように自らの支出を分析してみればいいのか??
私はまず学生に、まずは1ヶ月、自分で家計簿をつけることをおすすめしています。
その際には、"必ず嘘偽りなく書くこと"を大前提としています。
家計簿を誰かに見られるとなると、少しでも良い結果で見せようと嘘の記載をする人もいます。
それでは本末転倒です。
家計簿はあくまでも、自分が現在どのような"収支のバランス"で生活しているのかを、可視化できるようにするためのものです。
それが怖いからといって家計簿に虚偽の情報を書くとなれば、もはやそれは、
将来的にもお金に嫌われていく人の特徴であるとしか言いようがありません。
お金に好かれる人は、必ずといっていいほど自らの"収支のバランス"について常に意識して、生活しています。
少し話が逸れましたが、案外"家計簿をつけてみたら?"とアドバイスしただけでも、
意識的にお金をつかうようになって、全体的な支出が激減した人も多くいました。
(このような効果的な家計簿のつけ方についてはまた別の記事でお話ししたいと思います。)
1ヶ月、家計簿をつけて、自らの収支についての情報を得られたら次は、
削れる支出と削れない支出を分類分けしていきます。
その方法は簡単です。
私は決して日々の生活を”ケチって”送ってほしいと言いたいわけでは決してありません。
ただ、毎回の支出に、"本当にその支出をする価値があるか否か"だけ考えてみて欲しいのです。
- なんとなくで消えていくお金 -
例えばアルバイトの帰り道、ヘトヘトになっている中で喉も乾いていて、お腹も空いている状態だとします。
そんな帰り道、ちょうど飲み物の自動販売機があったとします。
あなたはふらふらっとその明かりに導かれ、一本160円の500mlコーラを買いました。
さて、これは本当にする価値のある支出だったのでしょうか??
あと少し頑張って歩けば家に着き、家には飲み物も食べ物もすでに用意されています。
また、近くのスーパーに行けば、1.5Lのコーラが140円で売っています。
それでもそれが価値のある支出である、とあなたが思うのであれば、その160円はあなたにとって削れない支出(削る必要のない支出)となるわけです。
ただ大半の人が、一本160円のコーラを買うのにそこまで考えていない、だったり、深く考えることなく、いわば無意識的にお金を使っているんですね。
でも、たとえ160円だとはいえ、毎日2回は自販機を使用する習慣のある人であれば、月で見てみると、およそ10,000円の支出です。
年間では120,000円にもなります。
決してバカにはできない支出ですよね。
ただ1日に2回自販機を使う習慣を変えるだけで、年間で12万円、自由に使えるお金が増えます。
これがさらに高額な飲み会などであれば、ものすごく大きなお金を得ることだってできます。
今一度、皆さんが何気なく、"無意識的に使ってしまっているお金"がないか、考えてみたら新たな発見があるかもしれません。。
- クレジットカード、オートチャージ機能は使用しない -
もう1つ、特に学生にとって効果的に支出を抑える方法。
クレジットカードやオートチャージ機能などは一切使用しないということです。
よく、お金が無い学生がやりがちなのが、ついついカードで支払ってしまうことなんですね。
これはかなり危険です。
収入がまともに無い学生がカードを使うと、必然的に支出が収入を上回り、結果として来月の返済分が支払えないという最悪の事態に陥ります。
一度この悪循環にはまってしまうと、ほぼ抜け出すことは困難です。
もし万が一返済が遅れて、金融機関にブラックリストにでも入れられたときには、
一生後悔することになります。
車は買えない、家も買えない、一切カードも作れない、
などなど地獄のような人生を送ることになりかねません。
厳密にいえば、車も家も一括で現金で支払えば購入はできますが、
まずブラックリストに入れられるような人がそのようなお金を作れるわけがありません。
つまり、一生マイホーム、マイカーなしの人生を送るのはほぼ確実です。
ですから、自らの"収支のバランス"が理解できていないうちは、カードを使うのはやめましょう。
私はそのような学生さんによく、
現金を少額ずつ、なおかつ全て千円札のみで(一万円、五千円は崩して)持ち歩く事をおすすめしています。
そうすると、財布の中から目に見えてお金が減っていくという実感が持てます。
そして必然的に、何か買い物をする前に一度立ち止まって、
"本当に今、この支出が必要か"考えるようになります。
そして結果として、無意識的な支出は無くなります。
また、お金を下ろすときにも、おろそうと考えていた額から五千円ほど低い額を下ろすことも効果絶大です。
そうすると、月の終わりに、"あれ、意外とお金使ってない"という感覚に陥ります。
ぜひ、騙されたと思って(騙すつもりは毛頭ありませんが笑)やってみてください。
カードのところで少し言い忘れましたが、毎月の支払い額を固定できる
"分割払い"や、"リボ払い"というワードを学生の皆さんはよく聞いたことがあると思います。
結論から言うと、絶対に使用しない事をおすすめします。
ある程度社会人になって、自分の"収支のバランス"や金利についての知識がある上で使用するのであればまだいいのですが(それでも私は絶対におすすめしませんが)、
今お金が無いからといった理由で分割払いを使用することは絶対にやめた方がいいです。
これは相談に来てくださった学生さん全員に一応必ずお伝えしている内容です。
意外にも、金利についての知識が何も無いまま分割払いを使用している学生がいることにいつも驚かされます。
この内容について詳しくはまた別の機会に書きますが、無意識に分割払いを選択してしまうのだけはご注意ください。
とりあえず、今回はこの辺りで終わりたいと思います。
長々と拙い文章ですが、読んでくださった方々はありがとうございます!
また、次回もよろしくお願いいたします!
では、また!!!